眠らない街の眠れない私
私は夏になると眠れない日が2、3日ある
日照時間が長いから体内時計が狂うのかもしれない
実家にいた頃は妹も「寝れなーい」とか言い出して、一緒にお菓子食べてしゃべったりしてたんだけど笑、今は1人
今日は、明け方に散歩することにした。
恐らくこの辺りから唯一スカイツリーが見える場所に行った
橋の上なんだけど、橋の名前を見たら「空蝉(うつせみ)橋」だとか
空蝉は夏の季語で、この世の人(現せ身)とか虚しさ(虚蝉)って意味だったような
早朝のしんとした空気が感傷を誘う
そして色んなことを思い出す
東京に流れ着いたけど、心だけどこかに置き忘れてきたような気がすること
進学したが落ちこぼれ、論文を書き倦ねていること
恋人を作ろうとしたけどうまく行かなかったこと…
眠れていないからか、たくさんの不安に纏わり付かれている
それともそういうお年頃…？
スカイツリー霞んでる
空蝉橋から見るぼやけたスカイツリーの景色は、まるで私の心のもやもやを鏡写しにしたみたいだった
始発の電車が来てかなりの人が乗っていった
みんな夏休みだから夜通し遊んでたのかな
それとも仕事に行くのかな
今日も1日が始まってしまった
しばらくそこにいたら日が照ってきた
《やばい、日焼け塗ってない！💦》
あわてて帰った笑
時間が経てば霞が消えてスカイツリーもキレイに見えるんだろうか
私にも明るい未来が来ると信じたい
万事なんとかなるといいな
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